質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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メチルエフェドリンとエフェドリンの違いは?(薬局)
薬効・薬理、体内動態 |
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年月 | 2013年11月 |
エフェドリンは麻黄(Ephedra Herb)に含まれるアルカロイドのアドレナリン作用薬で、不斉炭素を2つ有し、4つの異性体があり、ℓ-体の方が活性が強い。末梢性では、α1作用(血管・散瞳筋・括約筋・膀胱三角筋収縮作用)、β1作用(心臓刺激作用)、β2作用(気管支拡張作用等)を有し、中枢性では、鎮咳作用、弱い興奮作用等を有する。エフェドリンのアミノ基にさらに1個のメチル基が入ったものがメチルエフェドリンで、エフェドリンに比べてβ2作用は強いが、他の作用は弱いため、中枢興奮、昇圧、散瞳等の副作用が少ない。