質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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ニュープロパッチを背中に貼ってよいか?(一般)
薬効・薬理、体内動態 |
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年月 | 2019年6月 |
ニュープロパッチ(ロチゴチン)は、パーキンソン病と中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)に適応を有するドパミン受容体作動薬の貼付薬である。肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部の6ヶ所いずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。貼付部位による明らかな体内動態の差は認められていないが、背中での貼付試験は行われておらず、背中に貼付した場合の安全性・有効性は保証できない。
(薬物動態試験)
外国人L-dopa非併用パーキンソン病患者63例を対象。本剤18.0mg/日を肩、上腕 部、腹部、側腹部、臀部、大腿部に投与した場合の定常状態のロチゴチンの血漿中濃度推移は類似し ており、側腹部貼付時を基準とした相対的バイオアベイラビリティ(AUCt,ss)は、79.4%(腹部)、 80.8%(大腿部)、101.4%(上腕部)、103.8%(肩)及び108.7%(臀部)であった。