公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン系薬)は、夜間投与がよいのか?(薬局)
薬効・薬理、体内動態
年月 2019年7月 

生体内でのコレステロール生合成には日内変動があり、夜間の合成が最大となるため、コレステロール生合成を拮抗的に阻害するスタチン系薬は、朝より夜間投与の方がコレステロール低下効果が大きいと考えられる。ただし、スタチン系薬のLDL-Cの低下作用の強弱により評価が異なる。
(スタンダードスタチン)
プラバスタチン、シンバスタチンの添付文書では夕食後投与が望ましい、フルバスタチンは1日1回夕食後投与である。
(ストロングスタチン)
アトルバスタチン、ピタバスタチン、ロスバスタチンの添付文書では投与時間帯に関する記載はなく、朝と夕の食後投与で有効性に差はないとする報告がある。
(ロスバスタチンの朝・夕食後投与における脂質低下効果比較試験)
健康成人21人を対象に、ロスバスタチン10mgを1日1回朝7時、または夕18時に14日間経口投与したクロスオーバー試験。

ベースラインからの血清中濃度低下率(朝、夕)は、LDL-C(-41.3%、-44.2%)、総コレステロール(-30.9%、-31.8%)、トリグリセリド(-17.1%、-22.7%)であり、脂質低下効果は投与時間帯に依存しなかった。

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