質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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β遮断薬のメインテート錠とセロケン錠の違いは?(医師)
薬効・薬理、体内動態 |
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年月 | 2020年6月 |
いずれもβ1選択性で、内因性交感神経刺激作用(ISA)のないβ遮断薬である。
成分名 (商品名) |
適応症 | 代謝・排泄 | 備考 | |||
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不整脈 | 狭心症 | 高血圧 | 心不全 | |||
ビソプロロールフマル酸塩 (メインテート) |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 腎排泄 | 比較的半減期が長く(t1/2:8.6時間)、血中濃度の変動が少ないため、1日1回投与。中枢移行なし。 |
メトプロロール酒石酸塩 (セロケン) |
〇 | 〇 | 〇 | - | 主に肝代謝、腎排泄 | 半減期が短く(t1/2:2.8時間)、1日2~3回投与。中枢移行があり、抑うつ、不眠、悪夢等の中枢性副作用に注意が必要。 |