公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

へその緒のケアに使用する消毒薬は?(薬局)
消毒方法等
年月 2017年4月 

以下の消毒薬が使用されるが、臍帯ケアの方法は消毒の要不要を含め、確立されていない。

7.5~10%ポビドンヨード

抗菌スペクトルが広いが、有機物や微生物との接触により不活化される。また、黄色ブドウ球菌や腸球菌を殺滅するには数分を要し、塗布後十分な時間が必要である。さらに、連用は甲状腺機能低下をきたす可能性があり、特に皮膚の成熟が未熟な早産児への使用は注意が必要である。

0.02~0.05%クロルヘキシジングルコン酸塩

低濃度で黄色ブドウ球菌等のグラム陽性菌に対して静菌効果と殺菌効果を有するが、消毒効果は速効性ではなく数分間の接触時間を要する。また、粘膜や創傷部位使用におけるアナフィラキシーショックの報告があり、それらの部位への広範囲・高濃度使用は禁忌である。

アルコール製剤
・消毒用エタノール
・50~70%イソプロパノール

抗菌スペクトルが広く、芽胞を除くほとんど全ての微生物に有効である。作用は速効性で揮発性が高いため、乾きが速く簡便に使用できる。刺激性のため、粘膜や創傷部位への使用はできない。また、血清や膿等の蛋白質を凝固させ浸透を妨げるため、使用時は臍周囲を十分に洗浄する必要がある。

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