質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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給食用の戸棚(コップ、給食エプロンを収納)にネズミがいた。消毒方法は?(薬局)
消毒方法等 |
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年月 | 2019年5月 |
日本の家屋内でみられるネズミは、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類である。ネズミは動物由来感染症の重要な宿主であり、これまで日本にいる家ネズミ類から、ウイルス・リッケチア(Q熱、E型肝炎等)、細菌〔鼠咬(そこう)症、パスツレラ症、サルモネラ症等〕、真菌(皮膚糸状菌症)、原虫・蠕虫(広東住血線虫症等)などの感染症が報告されている。
ネズミの糞が落ちていた場所や歩いた場所の消毒は、あまり神経質になる必要はなく、糞等を取り除いたあと水拭きし、消毒用アルコールでの清拭程度でよい。ただし、調理台や食器、調理器具など、間接的に食品が汚染される危険性のある場所や器具については、よく洗浄し、次亜塩素酸ナトリウムで消毒する(下表)。
対象 | 次亜塩素酸ナトリウムの濃度、方法 |
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家具、器具、物品、食器等 | 0.02~0.05%(200~500ppm)、清拭 |
衣類等 | 0.02~0.05%(200~500ppm)、30分以上浸漬 |