質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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台所用合成洗剤は、新型コロナウイルスの消毒に効果があるのか?(薬局)
消毒方法等 |
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年月 | 2020年3月 |
国立感染症研究所感染症情報センターの「SARSに関する消毒(三訂版)」(2003年12月18日)で、従来のコロナウイルスおよびSARSコロナウイルスに対して、台所用合成洗剤(界面活性剤)の有効性が確認され(感染症研究所未発表データ)、家庭等での消毒の選択肢としている。成分として、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムもしくはアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムを16%以上含むもので、おおむね1Lのぬるま湯に対して5~10mL程度以上の合成洗剤を加えたもの(台所用合成洗剤として濃度0.5%以上)を推奨している。ただし、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)についての効果は未確認で、エビデンスはない(2020年4月時点)。