質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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リウマチでメトトレキサート服用中に、新型コロナウイルスに感染した。メトトレキサートは中止しなければならないか?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2023年1月 |
免疫抑制剤や生物学的製剤、抗リウマチ薬、ステロイド剤が、新型コロナウイルス感染やCOVID-19発症のリスクを上昇させるというエビデンスは報告されていない(2022年9月時点)。これらの薬剤の減量・中止によって原疾患の再燃や増悪を来す懸念があること、疾患活動性の制御が不十分な状態がCOVID-19の重症化(死亡)リスク因子となる可能性があることなどから、抗リウマチ薬、ステロイド剤、免疫抑制剤、生物学的製剤は原則として同じ用量で継続投与する。
新型コロナウイルス感染の兆候がある場合、これらの薬剤は機序的に重症化のリスクが考えられるので、次の対応を検討する。
・ ステロイド剤:原則同じ用量で維持
・ メトトレキサートや免疫抑制剤、生物学的製剤:減量や投与の一時的延期などを検討
(日本リウマチ学会より https://www.ryumachi-jp.com/information/medical/covid-19/)