質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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気管支喘息でテオフィリン徐放製剤を服用中の小児が、インフルエンザで発熱した。対応は?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2011年2月 |
発熱や急性ウイルス感染(インフルエンザ等)時の小児、とくに乳幼児は、テオフィリンクリアランス(肝臓での代謝能力)が低下し、テオフィリンの血中濃度上昇やけいれん等の副作用が現れることがある。
〔発熱時の対応〕
- てんかんおよびけいれんの既往歴のある小児は服用を中止し、解熱後に服用再開。
- 乳幼児(5歳以下)は減量し、2歳未満は中止も考慮する。また、注意深く観察し、副作用が現われ、いつもと違うと感じた時は、服用を中止するよう指示する。
※インフルエンザの場合、発熱に伴いクリアランスが1/2に低下し、解熱3日目に元に戻った報告がある。