公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

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一酸化炭素中毒の症状は?後遺症はあるのか?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦
年月 2011年3月 

一酸化炭素(CO)は通常、炭素を含む燃料の不完全燃焼によって発生する無色・無味・無臭・無刺激性の気体で、空気よりもやや軽く(比重0.976)、ヒトはほとんど感知しない。COは血液中のヘモグロビンと強力に結合し(酸素の約200~300倍)、カルボキシヘモグロビン(CO-Hb)となり、血液の酸素運搬能を不活性化し、酸素を必要とする臓器(特に心臓や脳)に障害が発生する。COレベルと関連する症状は表のとおり。

空気中CO(ppm)

血液中
CO-Hb(%)

主な症状

70

10

明らかな影響なし(ただし、高度運動時の息切れ、前額部のしめつけ感、皮膚血管拡張がみられることがある)

120

20

中等度運動時の息切れ、ときに拍動性頭痛

220

30

明らかな頭痛、いらいら、易刺激性、判断力障害、めまい、視力低下

350~520

40~50

頭痛、意識不鮮明、虚脱、運動時失神

800~1,220

60~70

意識消失、間欠けいれん、呼吸不全、曝露が長く続けば死亡

1,950

80

急速に死亡

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