質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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睡眠薬を長年服用していると認知症になると知人が言うが、大丈夫か?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2011年3月 |
睡眠薬(ベンゾジアゼピン系睡眠薬)により、十分に覚醒しないまま車の運転や食事等を行い、その出来事を記憶していないという中途覚醒記憶障害が起こることがあるが、脳の器質的障害で起こる認知症とは異なる。これは薬物が体内に存在して効果を発現している時間帯に限って起こった出来事や自分の行動を覚えていない記憶障害(前向性健忘)で、一時的な現象であり、薬物が代謝されて体内から排出されれば消失する。この副作用を防止するために、アルコールは控え、睡眠薬を服用したらすぐに就寝し、いったん寝た後に短時間後にまた起きて仕事等をする可能性があるときは服用しない、自己判断で勝手に増量しない等の注意を要する。