質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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疥癬の治療薬で25%安息香酸ベンジルローションを使用しているが、安息香酸ベンジルの毒性は?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2011年6月 |
安息香酸ベンジルは古くから疥癬に有効とされているペルーバルサム(マメ科、熱帯性高木)の有効成分である。疥癬の治療には6~35%濃度で使用する(保険適応外)。刺激感が強く、眼に入ると結膜炎を起し、中枢神経の副作用も報告されている。蒸気の吸入で咳や咽頭痛、その他長期間の使用で水疱形成や掻痒などを生じることがある。乳幼児や妊婦には用いず、授乳を避ける。マウス経口LD50は1,400mg/kg。