質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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抗生物質の慎重投与で「本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、じん麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者」は、全ての抗生物質に記載があるのか?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2011年7月 |
β-ラクタム系抗生物質(セフェム系、ペニシリン系)の添付文書に、共通の一般的注意事項として記載されている。セフェム系およびペニシリン系抗生物質には交叉耐性があり、また本人又はその家族に薬剤アレルギー歴、アレルギー疾患などがある患者では、それらの素因を持たない患者に比べ、β-ラクタム系抗生物質に対する過敏症状の発現頻度が高いことから、アレルギー歴、アレルギー素因のある患者には慎重に投与すべきである。ただし、その他の抗生物質にも記載されているものがあり、アレルギー素因を有する患者の場合には、どの抗生物質に対しても慎重な投与が必要である。