質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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統合失調症の薬を服用すると体重が増加するのか?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2011年10月 |
統合失調症に用いられる非定型抗精神病薬には体重増加の副作用が報告されている。体重増加は服用開始後数ヶ月で認められ、原因として鎮静作用や身体活動の低下に加え、ヒスタミンH1受容体拮抗作用の関与が指摘され、この受容体との親和性が高い薬剤を服薬中に体重増加が生じやすい。その他、5HT2C拮抗作用(摂食中枢を介し食欲増進を惹起)、5HT2C遺伝子多型、食欲増進ホルモンのグレリンの増加等が示唆されている。一般にオランザピン、クロザピンで起こりやすく、クエチアピン、リスペリドンは軽度~中等度のリスクで、アリピプラゾール、ペロスピロン、ブロナンセリンはさらにリスクが低い。