質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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乳癌でアロマターゼ阻害薬服用患者の骨粗鬆症治療に、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)の投与は問題ないか?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2016年4月 |
アロマターゼ阻害薬の使用により骨密度が低下し、骨粗鬆症になると骨折リスクは上昇する。アロマターゼ阻害薬のアナストロゾールと、SERMのタモキシフェンの併用試験で、有害事象が増加し、さらにアナストロゾールの乳癌再発抑制効果の阻害が認められた。SERMは、理論上アロマターゼ阻害薬との相互作用が懸念されるため、併用は推奨されない。アロマターゼ阻害薬服用中の骨粗鬆症治療には、カルシウム・ビタミンDの補充、ビスホスホネート系薬、デノスマブの投与が推奨されている。