公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


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CT検査の被曝線量は?年に数回撮影するが、発がんリスクは心配ないか?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦
年月 2016年12月 

CT検査にはX線が使われる。その被曝線量は、撮影部位(頭部、胸部、腹部、全身等)や撮影手法により異なるが、1回あたり5~30mSv程度である。被曝線量が少ない胸部X線撮影(0.06mSv程度)に比べると、CT検査の方が多くなるが、発がんリスクという観点からみると少量になる。少量ずつ長期間被曝(低線量率被曝)による健康影響については、科学的なデータは十分ではないが、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構のマウス実験で、低線量率被曝は同じ放射線量を短時間で一度に被曝(高線量率被曝)した場合に比べ、被曝による発がんリスクは小さくなることが報告されている。個人の健康を総合的に考えると、放射線診断による病気の早期発見、早期治療の便益が、被曝による発がんリスクを上回ると考えられている。

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