質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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メトホルミンによる悪心等の消化器症状の発現は、食直前投与と食後投与で差があるか? (薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2017年6月 |
食直前投与と食後投与で悪心等の消化器症状の発現の差を示すデータはない。消化器症状は投与初期(1~2週後にみられ、多くは6週間以内)や増量時に起こりやすく、継続により改善する。1日500mgの少量から開始し、徐々に増量することで回避できる場合が多い。増量による消化器症状に忍容性がない場合は、多剤との併用療法を考慮する。ただし、消化器症状は、重大な副作用である乳酸アシドーシスの初期症状(悪心、嘔吐、腹痛、下痢等)である可能性も高いので、乳酸アシドーシスが疑われる場合は服用を中止し、直ちに受診する。