公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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腎機能障害者への非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用は?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦
年月 2017年8月 

腎機能障害者へは、基本的にNSAIDsは避け、腎臓への影響が少ないアセトアミノフェンを使用する。ただし、アセトアミノフェンも重篤な腎機能障害患者には禁忌で、長期間高用量での使用は腎機能低下、慢性腎不全のリスクとなるため、できるだけ短期間少量使用が望ましい。NSAIDsを使用する場合は、半減期の短いNSAIDsの短期間使用が望ましく、投与時には、腎機能をモニタリングする。日本腎臓病薬物療法学会の腎機能別薬剤投与量一覧では、「クレアチニンクリアランス(Ccr)が59~30mL/minの高齢者、高血圧患者、糖尿病患者、心不全患者、利尿剤の併用など腎障害リスクの高い患者には漫然と投与しない。Ccrが29mL/min以下では腎機能を悪化させるため重篤な腎機能障害患者には禁忌、ただし無尿の透析患者では減量の必要なし」とされている。

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