公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

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頭痛で鎮痛剤を使い過ぎると逆に頭痛が起こることがあるか?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦
年月 2012年2月 

頭痛になりやすい患者が鎮痛剤を長期にわたり頻回に使用することにより、薬物乱用頭痛(Medication Overuse Headache:MOH)を起こすことがある。原因薬剤で最も多いのは市販の鎮痛剤だが、近年トリプタンの処方増加に伴い、トリプタンによるMOHも増えている。MOHの診断基準(Appendix 8.2 Medication overuse headache Diagnostic criteria)では、次のように規定されている。

A. 頭痛は1ヶ月に15日以上存在する。
B1.3ヶ月を超えて月にエルゴタミン、トリプタン、オピオイドまたは複合鎮痛剤を10日以上使用している。
B2.単一成分の鎮痛剤または単一では乱用には該当しないエルゴタミン、トリプタン、オピオイドのいずれかの組み合わせで合計月に15日以上の頻度で3ヶ月を超えて使用している。
C. 頭痛は薬物乱用により発現または著明に悪化している。

MOHの原因は、薬剤の過剰服用が引き金となり、痛みに対する感受性が過敏になる、つまり痛みの閾値の低下と考えられる。

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