質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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SGLT2阻害薬を服用中は、脳梗塞に注意が必要か?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2018年8月 |
SGLT2阻害薬は、尿糖排泄促進作用により血糖値を低下させる。利尿作用による多尿・頻尿、また体液量が減少し、循環動態の変化に基づく副作用として、重症の脱水と脳梗塞の発生が報告されている。脳梗塞はSGLT2阻害薬投与後数週間以内に起こることが多く、SGLT2阻害薬による脱水との関連が示唆されている。脱水に引き続き、脳梗塞を含む血栓・塞栓症を発現した例が報告されているので、服用中は適度な水分補給を行い、脱水にならないように注意する(SGLT2阻害薬の適正使用に関する Recommendation 2016年5月改定より)。