質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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副腎皮質ステロイド(内服)投与による糖尿病の対策は?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2019年10月 |
潜在的に耐糖能低下がある場合に起こりやすく、投与前の血糖値やHbA1cなどの測定は、糖尿病発症予測や副腎皮質ステロイドによる増悪を評価する上で不可欠である。発症時期は80%が薬剤投与4ヶ月以内のため、その期間は特に注意する。血糖値の上昇は、服用開始後数時間で顕著になることもあるため、大量投与する場合は翌日に血糖値を測定する。治療は食事療法と運動療法が基本だが、十分な血糖コントロールが得られなければ、経口糖尿病薬、インスリンを使用する。副腎皮質ステロイドの増量・減量とともに耐糖能異常の程度も変わるため、その時に応じた血糖コントロールと低血糖予防が必要である。