質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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妊娠中の風邪に葛根湯を使用することはあるか?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦 |
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年月 | 2020年4月 |
妊娠中の母体は通常虚証と考えられ、「過度の発汗や緩下、利尿」は避けることが原則とされている。葛根湯は発汗剤で、生薬の麻黄(成分:エフェドリン)は末梢循環を損ない、胎盤への血流を損なうため、慎用薬として原則使用は避ける。ただし、慎用薬でもその薬の目標となる症状がある場合は、危険性はなく、また、胎児にも害を及ぼすことなく使用できる。過度の発汗を避け、虚脱に陥ることのないよう注意し、症状が軽快したらすぐに中止する。