公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

点眼薬のpHは、刺激感と関係があるか?(薬局)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦
年月 2020年5月 

涙液のpHは一般的に7.0~7.4であり、点眼薬は涙液のpHに近いほど不快感や刺激感は少なくなる。刺激感には、以下の因子が関与する。

pH 涙液には緩衝性があり、pHが多少異なった液を点眼しても大きな変化は発現しないが、著しく異なったpHになると眼粘膜に刺激を与える。眼粘膜に刺激のないpHの範囲は、4.8~8.5である。
浸透圧 涙液の浸透圧は血清と同じ0.9w/v%塩化ナトリウム液と等張である。点眼薬の浸透圧は、涙液とほぼ等張であることが望ましい。高張または低張の場合、角膜損傷を起こす。
イオン 金属イオン、それと結合する酸イオンは、組織内に侵入して知覚神経末梢を刺激する。
添加物 EDTAや塩化ベンザルコニウムは、局所刺激性がある。

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