公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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ホタテガイには毒性があるのか?(一般)
副作用、中毒、妊婦・授乳婦
年月 2020年11月 

ホタテガイの貝毒には、麻痺性貝毒と下痢性貝毒がある。麻痺性貝毒の有毒成分は、サキシトキシン、ネオサキシトキシン、ゴニオトキシンである。貝が摂取したプランクトンの毒素が、主にうろ(中腸腺)に濃縮され、一般的な加熱調理では分解されない。症状は食後30分程度で始まり、口唇、舌、顔面のしびれ、四肢末端のしびれ、随意運動困難、運動失調、言語障害、頭痛、嘔吐、呼吸麻痺等で、フグ毒と類似する。処置は、胃洗浄、吸着剤、下剤、輸液、対症療法である。厚生労働省(旧厚生省)は、昭和56年に食品衛生法により二枚貝に対する麻痺性貝毒の規制値を設け、北海道をはじめ二枚貝の主要生産地では自主的に貝毒の点検を実施し、 規制値以下であることを確認してから出荷する体制がとられている。

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