質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
質疑・応答検索
相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。
※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。
抗うつ薬のリフレックス錠(ミルタザピン)とセント・ジョーンズ・ワート(SJW)の併用で、セロトニン症候群等が起こる可能性があるのはなぜか?(薬局)
相互作用 |
|
年月 | 2011年10月 |
リフレックス錠(ミルタザピン)はNaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ剤)で、脳内でのノルアドレナリンおよびセロトニンの遊離を増大させ、両方の神経伝達を促進する。SJWは脳のセロトニン作動性神経活性化作用を有するので、併用によりセロトニンによる作用が増強し、副作用のセロトニン症候群が起こる可能性がある。セロトニン症候群は、不安、焦燥、興奮、錯乱、発汗、下痢、発熱、高血圧、固縮、頻脈、ミオクローヌス、自律神経不安定等の症状を呈する。