質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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造影剤を用いた検査を行う際に、併用に注意すべき薬剤は?(薬局)
相互作用 |
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年月 | 2014年7月 |
ESUR(欧州泌尿生殖器放射線医学会)ガイドライン「造影剤と他の薬剤との相互作用を回避するための簡易ガイドライン」には、以下の薬剤があげられている。
薬剤 |
備考 |
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ビグアナイド系糖尿病薬 |
ヨード造影剤の投与により一過性に腎機能が低下した場合、ビグアナイド系糖尿病薬の排泄が減少し血中濃度が上昇するため、乳酸アシドーシスを起こすおそれがある。 |
β遮断薬 |
副作用の気管支痙攣に対する治療効果およびアナフィラキシー様反応の発現時にアドレナリンの効果減弱の可能性がある。 |
腎毒性を有する薬剤 |
アミノグリコシド系抗菌薬、NSAIDs、抗腫瘍薬(シスプラチン、メトトレキサート等)、シクロスポリン等。 |
インターロイキン2 |
遅発性副作用(掻痒、インフルエンザ様症状、発疹、下痢、悪心、嘔吐等)発現率上昇の可能性がある。 |