質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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| 亜麻仁（アマニ）油は医薬品の作用に影響するか？（一般）
相互作用 |
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| 年月 | 2018年１2月 |
亜麻〔学名：Linum usitatissimum L.、英：Flax、Line〕は中央アジア原産の1年草で、種子を亜麻仁（アマニ）〔英：Flaxseed〕、種子から得た油脂を亜麻仁（アマニ）油〔英：Flaxseed oil〕と呼ぶ。また、茎の皮から良質の繊維がとれることから、織物のリネン、リンネルは学名よりきている。アマニは油分30～40％を含み、その50％前後はα-リノレン酸である。
アマ (他名等：アマシ/アマニン/アマニ油) 種子、種子油は「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 平成30年4月18日一部改正」に分類される。理論的に、以下の相互作用が考えられる（国立健康・栄養研究所の健康食品の安全性・有効性情報の素材データベースより）。
・アマニ油は血小板凝集を抑制し、出血時間が延長する可能性があるため、抗凝血剤や抗血小板薬と
の併用、また出血傾向にある人は注意が必要である。外科手術の少なくとも2週間前には中止する。
