質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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低身長症の検査でカタプレスを使用することはあるか?(薬局)
検査値・検査方法 |
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年月 | 2024年3月 |
カタプレス(クロニジン)は、脳幹部のα2受容体に選択的に作用し交感神経緊張を抑制することにより、末梢血管を拡張させて血圧を下げるため、本態性および腎性高血圧に使用されている。また、視床下部から成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)の分泌を増加させ、ソマトスタチンを阻害して下垂体前葉から成長ホルモン(GH)を分泌すると考えられている。そのため、GH分泌不全性低身長症の検査のGH分泌刺激試験のひとつであるクロニジン負荷試験に使用される。
この試験では、原則として、クロニジンの負荷前および負荷後120分間にわたり、30分ごとに血清(漿)中のGH濃度を測定し、その頂値が6ng/mL以下である場合に低反応とする。