質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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間接ビリルビンが高値になるのは、どんなときか?(薬局)
検査値・検査方法 |
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年月 | 2017年2月 |
ビリルビンは、ポルフィリン環の開環によって生じ、血清中の約70%以上が赤血球崩壊のヘモグロビンに由来する。体内で産生されたビリルビンは非抱合型ビリルビン(間接ビリルビン)として肝臓に運ばれた後、uridine diphosphate glucuronyl transferase(UDPGT)によりグルクロン酸抱合を受けて解毒され、抱合型ビリルビン(直接ビリルビン)に変化する。
高値:体内での生成過剰や肝臓での抱合異常により起こり、溶血性貧血、グルクロン酸抱合能が低下した体質性黄疸のGilbert 症候群やCrigler-Najjar 症候群等、新生児黄疸等で認められる。長時間の絶食、感染、外傷、低栄養状態で上昇する。肝実質性障害が強い場合は、直接ビリルビン、間接ビリルビンともに上昇する。