質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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原発性局所多汗症の検査で、ヨード紙法とは?(その他)
検査値・検査方法 |
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年月 | 2013年3月 |
原発性局所多汗症は、局所性多汗症のうち基礎疾患がなく、手、足、腋窩、顔等に日常生活に支障を来たす発汗過剰を認める疾患である。ヨード紙法(汗滴プリント法)は発汗検査の定性的測定法の1つで、視覚的にわかりやすいヨードデンプン法を利用した簡易な方法である。
ゼロックス紙、感光複写用紙を感熱して乾燥させたうえで、100gの紙に対して1gのヨードを加え、瓶に1週間保存したのち、紙が茶褐色に変色したら使用できる。
発汗部に数秒から数10秒触れると黒色に変色する。この黒色点を計算して発汗量を簡易に測定できるため、重症度、治療効果の評価に有用である。
(重症)手の形全体にべったりと変色する。
(中等症)全体に汗腺に一致して点状に個々が追えるようにみられる。
(軽症)主に手指指腹、手掌の辺縁など発汗の多い部分のみが点状に変色する。