質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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検査値のALPとは何か?高値となるのはどのような場合か?(一般)
検査値・検査方法 |
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年月 | 2019年6月 |
ALP(アルカリホスファターゼ)は、アルカリ性の環境でリン酸化合物を加水分解する酵素で、肝臓、骨、小腸や胎盤に多く含まれている。肝機能検査値の1つとして用いられることが多く、特に閉塞性黄疸や肝内胆汁うっ滞の診断に有用である。ALP高値の場合、原因が肝胆系かそれ以外の部位かを予測することが重要で、骨、小腸、胎盤由来のアイソザイムの測定が必要である。
肝胆系 | 骨 | その他 | |
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高値 | 急性・慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、薬物性肝障害、胆管炎、胆石症、閉塞性黄疸 等 | 骨折、骨軟化症、悪性腫瘍の骨転移、骨肉腫、成長期の小児 等 | 悪性腫瘍、妊娠後期、甲状腺機能亢進症 等 |