公益財団法人福岡県薬剤師会

文字サイズ 文字サイズを縮小する文字サイズを標準サイズにする文字サイズを拡大する

  • ホーム
  • 福岡県薬剤師会について
  • 県民の皆様へ
  • 薬剤師の皆様へ
  • 薬事情報センター
  • 会員専用ページ

質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

酒さ様皮膚炎に使用する1%メトロニダゾール軟膏の処方例は?(薬局)
調製法等
年月 2016年6月 

酒さ様皮膚炎は、ステロイド外用薬の顔面への長期使用に伴う医原性疾患で、頬部や顎部など外用薬を使用していた部位に、紅斑、紅色丘疹、毛細血管拡張、膿疱等が生じ、痒みは軽微である。近年、タクロリムス軟膏の使用でも発症する例が報告されており、免疫抑制による皮表細菌叢の撹乱が発症に関与している可能性が指摘されている。
酒さ様皮膚炎の治療は、ステロイド外用薬を中止し、ミノサイクリンあるいはマクロライド系抗菌薬を内服する。難治の場合に1%メトロニダゾール軟膏を使用することがある(いずれも保険適応外使用)。メトロニダゾール軟膏は、離脱皮膚炎や痒みは抑制しないので、効果が出るまで一定期間かかる。
(処方例)フラジール内服錠250mg 4錠、プロピレングリコール適量、親水軟膏 全量100g 1日1~2回塗布。

ページの先頭に戻る