公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

PCAポンプへの薬剤注入作業は、クリーンベンチでなく調剤室で行って良いか?(薬局)
調製法等
年月 2014年6月 

PCA(Patient Controlled Analgesia:自己調節鎮痛法)は、医師が設定した投与量の範囲内で、患者が痛みを感じた時に患者自身がPCAポンプを操作して少量の鎮痛剤(オピオイド、局所麻酔薬等)を短い投与間隔で投与する方法である。
投与経路により静脈内投与(IVPCA)や皮下投与(SCPCA)、硬膜外投与(PCEA)がある。
注射剤は無菌製剤であり、混合調製等は無菌室やクリーンベンチ等で無菌的に行う必要がある。薬局で実施する無菌製剤を調製するための環境に対する基本的な考え方として、日本薬剤師会は以下の見解を示している。

「調剤室等の内部ではあるものの、クリーンベンチ等を設置せずに無菌製剤を調製することは、病棟のナースステーション等での注射液調製に近いものであり、病院での調査結果では細菌汚染が高い確率で報告されている。
また薬局の場合、病院に比べて注射液調製から患者が使用するまでの期間が長いこと等を勘案すれば、薬局で無菌製剤を調製する場所(区画)として推奨できるものではない。」

〔薬局における無菌製剤(注射剤)の調製について 平成24年8月23日〕

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