公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。

※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。

神経変性等による唾液過多患者に5%スコポラミン軟膏を使用したいが処方内容は?(医師)
調製法等
年月 2013年9月 

唾液分泌を抑制するためには抗コリン薬の使用が適しているが、経口投与では便秘や排尿障害等の全身的副作用が懸念される。海外では経皮吸収型スコポラミン製剤が用いられ、その有効性が報告されているが、わが国では市販はなく、軟膏製剤を院内製剤として調製する。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)等の神経変性疾患や終末期がん患者等の流涎抑制に使用する(保険適応外使用)。
処方例:スコポラミン臭化水素酸塩水和物(試薬特級)1g、親水軟膏(局方品)全量20g
調整法:軟膏板で練合し、調製する。冷暗所保存。  
使用法:ごく少量を1日1~2回、耳下腺部皮膚に塗布(カットバンを使用)。
           皮膚吸収があるため、綿棒を使用し、指で直接触れない。
           使用開始時や長期使用時には、口渇の発現に注意する。

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