質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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開封前のキサラタン点眼液を、2~8℃以外で保管した場合の安定性は?(一般)
調製法等 |
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年月 | 2019年1月 |
キサラタン点眼液(ラタノプロスト)は、開封前は2~8℃で遮光保存する。開封後は、専用の袋に入れ、室温(1~30℃)で保存することもできるが、開封後4週間経過した場合は残液を使用しない。各種条件下での安定性は下表のとおり(2018年2月改訂インタビューフォームより)。いずれの試験も保存形態は、ポリエチレン製点眼剤用容器。
試験 | 保存条件 | 保存期間 | 結果 | |
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長期保存試験 | 2~8℃、成り行き湿度、暗所 | 36ヶ月 | 変化なし | |
加速試験 | 25℃、75%RH、暗所 | 6ヶ月 | 変化なし | |
過酷試験 |
温度 | 50℃、成り行き湿度、暗所 | 30日 | 含量は約17%低下し、ラタノプロスト遊離酸は約1μg/mL増加した |
凍結(-20℃)↔融解(8℃)、成り行き湿度、暗所 | 3回繰り返す | 変化なし | ||
湿度 | 25℃、40%RH、暗所 | 3ヶ月 | 変化なし | |
光 | 25℃、50%RH、白色光2500ルクス | 20日 | 変化なし | |
開封 | 30℃、75%RH 開封後毎日1滴ずつ滴下、暗所 | 6週 | 外観、pH、ラタノプロスト遊離酸、無菌、含量に変化なし。ただし、6週間後、13瓶中1瓶に微粒子を認めた。 |