質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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腎機能の低下により、食事でカリウム摂取が制限されている。調理によりカリウム含有量は低下するらしいが、調理方法によりどう違うか?(一般)
食品・健康食品 |
|
年月 | 2011年11月 |
食品中のカリウムは水に溶けやすく調理により残存率が低下する。鶏肉(ささみ)を用いた実験では、無調味で調理後のカリウム残存率は以下のとおりで、ゆで物、煮物、蒸し物、炒め物で有意に低く、網焼き、天火焼き、揚げ物でのカリウム損失は少なかった(中村学園研究紀要,第15号,229,1982.)。
調理 |
方法 |
カリウム残存率 |
---|---|---|
ゆで物 |
煮沸92℃、5分、水は材料の10倍 |
62.6% |
煮物 |
煮沸92℃、3分 |
67.1% |
蒸し物 |
85~90℃、10分 |
76.2% |
炒め物 |
フライパン表面温度250℃、表4分、裏3分 |
60.7% |
網焼き |
焼き網表面温度250℃、表4分、裏3分 |
94.3% |
天火焼き |
200℃、表4分、裏3分 |
93.7% |
揚げ物 |
170℃、5分、油は材料の15倍 |
94.2% |