質疑応答
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福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
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県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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β-メチルフェネチルアミンを含有した健康食品を摂取後、頭痛を起こした患者がいるが、健康被害の報告はあるか?(薬局)
食品・健康食品 |
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年月 | 2017年11月 |
β-メチルフェネチルアミン(β-メチルフェニルエチルアミン:β-MPEA)はアンフェタミン類似体で、化学構造から分類するとフェネチルアミン系の指定薬物である。フェネチルアミンは、チーズや魚の加工品、ワイン、ビール等に存在する香気成分で、欧米では焼き菓子やゼラチン・プリン類、肉製品等、様々な食品の着香目的で添加されている。日本でのβ-MPEAによる健康被害の報告は見あたらないが、海外では出血性脳卒中(アメリカ)や心停止、動悸、胸痛、吐き気、頭痛(オランダ)等の報告がある。