公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


質疑・応答検索

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インゲン豆抽出物はダイエット効果があるか?(薬局)
食品・健康食品
年月 2013年3月 

インゲン豆抽出物(マメ科インゲン属、学名:Phaseolus vulgaris L.、英名:Common bean、White Kidney Bean Extract、Kidney Bean pod、phaseolamin、phaseolin、俗名:ファセオリン)のうちファセオラミンはアメリカの会社が製造した白インゲン豆由来のα-アミラーゼを抑制する成分の登録商標である。過体重や肥満者(BMI>25)を対象とした二重盲検無作為化比較試験で、血中コレステロール値の低下等の報告があるが、二重盲検無作為化比較試験6報について検討したメタ分析では、体重減少効果は認められず、ヒトでの有効性を示すには不十分である。ドイツの薬用植物評価委員会は排尿困難の治療補助として、インゲン豆の莢 (豆を除く) の使用を承認している。適切に摂取すれば安全性が示唆されているが、生の莢はレクチン〔糖に結合するタンパク質の総称、インゲン豆のレクチンは赤血球凝集素(hemagglutinin)とも呼ばれる〕を含むので、大量に摂取した場合は消化管症状(嘔吐、下痢等)を起こすことがある。2006年5月23日、生のままや加熱不足の白インゲン豆摂取による健康被害が厚生労働省より報告されており、注意が必要である。

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