質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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卵殻カルシウムが添加された食品を、卵アレルギー患者が摂取して良いか?(その他)
食品・健康食品 |
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年月 | 2013年5月 |
卵殻カルシウムはカルシウムの補給として幅広く利用されている。「焼成カルシウム」と「未焼成カルシウム」があり、「焼成カルシウム」は高熱処理しているのでアレルゲンは含まないと考えられ、原材料名の「卵」の表示は不要である(厚労省医薬局食品保健部企画課・監視安全課)。抗卵白ウサギ血清を用いたin vitroでのELISA抑制試験等で、卵殻カルシウムの卵白に対する抗原性は低いことが確認され、また、市販の卵殻カルシウムの卵アレルギー児への経口負荷試験でも、臨床症状の悪化は認められなかった報告がある。今後さらに症例を重ねる必要はあるが、卵殻カルシウムを利用した市販の食品の卵白に対するアレルゲン性を過度に危惧する必要はないと考えられる。