公益財団法人福岡県薬剤師会

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質疑応答

質疑・応答をご覧になる方へ


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。


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豆乳はコレステロール値に影響するか?(薬局)
食品・健康食品
年月 2013年8月 

豆乳の原料の大豆は、タンパク質約40%、脂質約20%、ダイジンやゲニスチン等のイソフラボン類、サポニン、植物ステロール等を含む。これまで大豆タンパク質による血清コレステロール低下作用(総コレステロール、LDL、中性脂肪を下げ、HDLには影響しない)が多数報告されており、コレステロールが高めの方に適する食品として、大豆タンパク質を含有した特定保健用食品(調整豆乳等)が市販されている。

(血清コレステロール低下作用の機序)
大豆タンパク質の未消化画分が胆汁酸と結合して糞中に排出されるため、胆汁酸の腸肝循環が抑制され、肝臓コレステロールの胆汁酸への異化が促進し、最終的に肝臓でのLDL受容体の活性上昇を伴うことにより、血中のLDL粒子の取り込みが亢進し、血清コレステロールが低下する。また、肝臓での脂肪酸合成を阻害して肝臓からの超低比重リポタンパク質(VLDL)の放出を抑制する経路により、LDLが低下することも示唆されている。

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