質疑応答
質疑・応答をご覧になる方へ
福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。
回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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手作りスライムの材料でホウ砂が紹介されているが、毒性は?(一般)
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年月 | 2012年12月 |
スライムはゼリー状でドロドロした粘土のような玩具である。水、洗濯のり(成分がポリビニルアルコールのもの)、ホウ砂(またはホウ酸)の飽和水溶液を混合して作る。ホウ砂(ホウ酸ナトリウム)の毒性は、ヒト経口LDL0(最小致死量)は709mg/㎏、乳児は1,000mg/㎏、ラット経口LD50(50%致死量)は2,260mg/kgで、主な中毒症状はホウ酸と同様、消化器症状(悪心、嘔吐、下痢、腹痛、出血性胃腸炎、青緑色便)や皮膚症状(紅斑、落屑)である。吸収は速いが症状発現までに数時間かかることがあり、一般に消化器症状で始まる。健康な皮膚からも吸収されるが、粘膜や傷のある皮膚、消化管からは特に良く吸収されるので、使用時には食べたり、傷のある皮膚に触れたりしないよう注意が必要である。