薬事情報センターに寄せられた県民・医療従事者からの相談事例
相談事例をご覧になる方へ
県民、医師・歯科医師、薬局等から寄せられた相談事例の中で、情報提供により相互作用や副作用防止などの有害事象が防止できたと思われる事例を紹介しています。回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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禁煙補助のブプロンを服用したいが、アムロジピン、ウルソデオキシコール酸、リマプロストアルファデスク、メチコバールを服用している。 服用して副作用など問題ないか?(県民)
適正使用 |
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年月 | 2021年12月 |
ブプロン(ブプロピオン)は、日本では承認されていない。
ネット販売の海外医薬品は、効能・効果、品質、安全性などは保証できないため使用しない。もし、使用して重篤な副作用が起こっても、医薬品副作用被害救済制度の対象にならない。
現在服用中の薬との飲み合わせ、ブプロンの副作用については、以下の通り。
(飲み合わせ)特に問題なし。
(副作用)不眠、口渇、振戦、発疹およびかゆみ、蕁麻疹、アナフィラキシーなどの報告がある。海外において自殺念慮や自殺傾向の症例が報告され、警告が出されている。また、英国では因果関係が否定できない死亡例が報告され、自己判断での使用は大変危険である。
禁煙外来などで医師の指導の下、日本で承認されているニコチン製剤、チャンピックス(バレニクリン酒石酸塩)を使用した治療を推奨する。