薬事情報センターに寄せられた県民・医療従事者からの相談事例
相談事例をご覧になる方へ
県民、医師・歯科医師、薬局等から寄せられた相談事例の中で、情報提供により相互作用や副作用防止などの有害事象が防止できたと思われる事例を紹介しています。回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
相談事例検索
相談内容をクリックすると回答内容がご覧になれます。
※相談内容を検索する際に、検索語に英数字が含まれる場合は、半角と全角の両方での検索をお試しください。
間質性肺炎で免疫抑制剤のシクロスポリン、プレドニゾロン、およびエリキュースを服用中の患者。 (1)抜歯は問題ないか? (2)非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)との相互作用は?(歯科医師)
相互作用防止 |
|
年月 | 2021年9月 |
(1)
シクロスポリン、プレドニゾロンを服用中なので、創傷治癒遅延や感染症に注意が必要。
エリキュース(アピキサバン)は抗凝固薬であり、十分な止血処置を行う。最高血中濃度到達時間(投与3~3.5時間後)を避けての外科処置が推奨される。
(2)シクロスポリンとNSAIDsで、腎障害、高カリウム血症の可能性があり、併用注意。
プレドニゾロンとNSAIDsで、胃腸障害増強の可能性があり、併用注意。
エリキュースとNSAIDsで、出血傾向増大の可能性があり、併用注意。