薬事情報センターに寄せられた県民・医療従事者からの相談事例
相談事例をご覧になる方へ
県民、医師・歯科医師、薬局等から寄せられた相談事例の中で、情報提供により相互作用や副作用防止などの有害事象が防止できたと思われる事例を紹介しています。回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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ベルソムラ、ブロチゾラム、酸化マグネシウム、タムスロシン、ブチルスコポラミン、イグザレルト、ランソプラゾール、フロセミド、メマンチン、フェブキソスタット、クエチアピンを服用中の患者。 (1)フロモックスまたはサワシリンまたはルリッド、ロキソニンまたはカロナールとの相互作用は? (2)外科処置は問題ないか?(歯科医師)
相互作用防止 |
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年月 | 2022年11月 |
(1)
イグザレルト(リバーロキサバン)とロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)で、出血傾向増大の可能性があり、併用注意。
フロセミドとロキソニンで、利尿作用減弱の可能性があり、併用注意。
クエチアピンとルリッド(ロキシスロマイシン)の併用により、QT延長作用が相加的に増加する可能性があり、併用注意。
ランソプラゾールを消化性潰瘍で服用の場合、ロキソニンまたはカロナール(アセトアミノフェン)は禁忌。
(2)
イグザレルトは抗凝固薬であり、十分な止血処置を行う。最高血中濃度到達時間(投与1.4~3.3時間後)を避けての外科処置が推奨される。
アドレナリンを含有する歯科用局所麻酔薬を使用する場合
・クエチアピンとアドレナリンで、血圧降下作用増強の可能性があり、併用禁忌。
・フロセミドとアドレナリンで、アドレナリンの作用減弱の可能性があり、併用注意。