薬事情報センターに寄せられた県民・医療従事者からの相談事例
相談事例をご覧になる方へ
県民、医師・歯科医師、薬局等から寄せられた相談事例の中で、情報提供により相互作用や副作用防止などの有害事象が防止できたと思われる事例を紹介しています。回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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ライトゲン配合シロップ、モンテルカスト、ニフェジピンCR、プソフェキ配合錠、ロスバスタチン、スルピリド、ゾルピデムを服用中、レルベアを使用中の患者。(1)フロモックスまたはサワシリンまたはルリッド、ロキソニンまたはカロナールとの相互作用は?(2)外科処置は問題ないか?(歯科医師)
相互作用防止 |
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年月 | 2023年4月 |
(1)ロスバスタチンとルリッド(ロキシスロマイシン)で、腎機能障害者で急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいため、併用注意。
スルピリド、レルベア(ビランテロールトリフェニル酢酸塩・フルチカゾンフランカルボン酸エステル)のビランテロールトリフェニル酢酸塩とルリッド(ロキシスロマイシン)は、いずれもQT間隔を延長させる可能性があり、心室性不整脈等のリスク増大のおそれがあり、併用注意。
気管支喘息の場合、ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)またはカロナール(アセトアミノフェン)で症状悪化の可能性があり、注意が必要。
(2)アドレナリンを含有する歯科用局所麻酔薬を使用する場合
・ライトゲン配合シロップ(ジヒドロコデインリン酸塩・dl-メチルエフェドリン塩酸塩・クロルフェニラミンマレイン酸塩)のメチルエフェドリン塩酸塩とアドレナリンで、不整脈等を起こす可能性があり、禁忌。
・プソフェキ配合錠(フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン)の塩酸プソイドエフェドリンとアドレナリンで、心血管作用増強の可能性があり、併用注意。