薬事情報センターに寄せられた県民・医療従事者からの相談事例
相談事例をご覧になる方へ
県民、医師・歯科医師、薬局等から寄せられた相談事例の中で、情報提供により相互作用や副作用防止などの有害事象が防止できたと思われる事例を紹介しています。回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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(1)ロナセン、炭酸リチウム、フルニトラゼパム、ゾピクロン、トラゾドン、クエチアピン、ミルタザピン、バイアスピリン、タケキャブ、アムロジピン、モサプリド、レバミピド、酸化マグネシウム、ヘモナーゼ、つくしA・M配合散、ボラザG坐剤、プロクトセディルを服用中の患者。フロモックスまたはルリッド、ロキソニンまたはカロナールとの相互作用は? (2)外科処置は問題ないか?(歯科医師)
相互作用防止 |
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年月 | 2019年7月 |
(1)炭酸リチウムとロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)またはカロナール(アセトアミノフェン)で、リチウム中毒を起こす可能性があり、併用注意。
バイアスピリン(アスピリン)とロキソニンで、出血傾向増大、腎機能低下の可能性があり、併用注意。
タケキャブ(ボノプラザンフマル酸塩)またはレバミピドを消化性潰瘍で服用の場合、ロキソニン、カロナールは禁忌。
つくしA・M配合散(カンゾウ末配合剤)は、すべての併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるため、併用注意。同時服用を避け、服用時間をずらすと影響が少ない。
(2)バイアスピリンは抗血小板薬であり、十分な止血処置を行う。
ロナセン(ブロナンセリン)、クエチアピンはアドレナリンと併用禁忌であり、アドレナリンを含まない麻酔薬を使用する。