薬事情報センターに寄せられた県民・医療従事者からの相談事例
相談事例をご覧になる方へ
県民、医師・歯科医師、薬局等から寄せられた相談事例の中で、情報提供により相互作用や副作用防止などの有害事象が防止できたと思われる事例を紹介しています。回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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シムビコート、ミグリトール、エクア、グリメピリド、アルファカルシドール、テルミサルタン、ニフェジピン、ドキサゾシン、アロプリノールを服用中の患者。 (1)フロモックスまたはルリッド、ロキソニンまたはカロナールとの相互作用は? (2)外科処置は問題ないか?(歯科医師)
相互作用防止 |
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年月 | 2019年10月 |
(1)テルミサルタンとロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)で、降圧作用減弱、腎機能障害者で腎機能悪化の可能性があり、併用注意。
グリメピリドとロキソニンで、血糖降下作用増強の可能性があり、併用注意。
シムビコート(ブデソニド・ホルモテロールフマル酸塩水和物)の処方より、気管支喘息患者の可能性がある。ロキソニンまたはカロナール(アセトアミノフェン)で、症状悪化の可能性があり、注意が必要。
(2)アドレナリン含有麻酔薬を使用する場合、
アドレナリンとシムビコートで、不整脈が発現する可能性があり、併用注意。
アドレナリンとミグリトール、エクア(ビルダグリプチン)、グリメピリドで、血糖降下作用減弱の可能性があり、併用注意。
アルファカルシドールを骨粗鬆症で服用の場合、他薬での治療(注射薬等)を確認する。