薬事情報センターに寄せられた県民・医療従事者からの相談事例
相談事例をご覧になる方へ
県民、医師・歯科医師、薬局等から寄せられた相談事例の中で、情報提供により相互作用や副作用防止などの有害事象が防止できたと思われる事例を紹介しています。回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。
県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。
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ボナロン錠は、抜歯前後、どのくらいの期間を中止したら良いか?(医師)
副作用防止 |
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年月 | 2015年6月 |
(1)投与期間が3年未満で副腎皮質ステロイドを併用の場合、あるいは投与期間が3年以上の場合。
投与中止しても差し支えないなら、歯科処置前の少なくとも3ヶ月間は投与を中止する。再開は、骨や抜歯創の修復がほぼ完了する2ヶ月待つのが望ましいが、原疾患の問題で再開を急ぐ場合は、処置創とその周囲に炎症・感染がないことを確認の上、処置後2週より再開を検討する。
(2)投与期間が3年未満で他に危険因子(化学療法、癌患者、糖尿病、喫煙、飲酒、口腔衛生不良)がある場合。
上記に準じて対処することが望ましい。
(3)投与期間が3年未満で他に危険因子がない場合。
予定された侵襲的な歯科処置の延期・中止や経口ビスホスホネート系薬投与中止の必要はない。